Camerata Schulz Wien
【ヴォルフガング・シュルツ追悼コンサート】
ウィーンの名手が贈る
モーツァルト フルート協奏曲のすべて
フルート:ワルター・アウアー
Walter Auer, flute
※当初出演を予定しておりましたヴォルフガング・シュルツ(フルート)は、病気療養を続けておりましたが、3月28日ウィーンにて永眠されました。こころよりご冥福をお祈りいたします。
代わりに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席フルート奏者ワルター・アウアーが出演致します。バレンボエム指揮ウィーン・フィルのソリストとして楽友協会でデビューしたウィーン・フィルが誇る若き首席奏者のモーツァルトをお楽しみください。
尚、チケットは現在お手持ちのものをそのままお使いいただけます。
ハープ:吉野直子
Naoko Yoshino, harp
会場 : 武蔵野市民文化会館 小ホール
Musashino Civic Cultural Hall, Recital Hall
全席指定 一般 5000円(完売)
主催・お問い合わせ:武蔵野市民文化会館 0422-54-8822
演奏プログラム
W.A.モーツァルト(すべて1778年作曲)フルート協奏曲第1番 ト長調 KV313
フルート協奏曲第2番 ニ長調 KV314
フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 KV315
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 KV299
※曲目・曲順は変更の可能性がございます。予めご了承ください。
プロフィール
ウィーン・カメラータ・シュルツ プロフィールBiography
●ワルター・アウアー(フルート)Walter Auer, flute
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ソロ・フルート奏者。
1971年、オーストリアのケルンテルン州フィラッハ生まれ。ケルンテルン州立音楽院にてヨハネス・フォン・カルクレウスに学んだのち、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学にてミヒャエル・コフラーに、ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラアカデミーにてアンドレアス・ブラウに師事。バーゼルにてオーレル・ニコルの薫陶も受ける。
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を経て、2003年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席奏者に就任。
ミュンヘン国際コンクール(ARD)をはじめ、レオーベン、クレモナ、ボンなど多数の国際コンクールで入賞。室内楽での活動もめざましく、オルソリーノ・クインテット、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンでも活躍。近年、自らのアンサンブル「ウィーン・クリムト・アンサンブル」を結成し、理想の音の追求にも余念がない。
フルートのレパートリー開拓にも力を注ぎ、ショパンのピアノ三重奏曲のフルート編曲版(2010年カメラータ・トウキョウよりリリース)や、イタリアのフルート奏者/作曲家 ジュリオ・ブリチャルディの作品の世界初録音(「ブリリアント・フルート」2011年ナミレコードよりリリース)など大きな注目を集めている。作曲家ルーナ・アルカライとのコラボレーションも数多く、アウアーに捧げられた作品「フルートソロのためのen passant」を2011年カーディフ(ウェールズ)にて初演、またウィーン楽友協会にて「木管五重奏のためのEscapade」を初演。
ソリストとして、ダニエル・バレンボイム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、京都交響楽団、ブダペスト・ドホナーニ管弦楽団、ニュルンベルク交響楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、カペラ・イストロポリターナ、オシアッハ・オーケストラアカデミー、ウィーン・ヴィルトーゼンなどと共演。
指導者としても高い評価を得ており、ニューヨーク・サマー・ミュージック・フェスティヴァル、ジュリアード音楽院、マネス音楽大学、シドニー音楽院、ニューキャッスル大学、東京、ドムジャレ(スロヴェニア)、スペイン、スイスなど世界各地でマスタークラスを開催。2010年夏以来、オーストリア・アッターガウにおける国際オーケストラ協会などでも講師として出演。2011年、カーディフ、滋賀の国際フルート・フェスティヴァルに招かれる。2012年もケルンテルン州オシアッハ音楽アカデミー、ロンドンのギルドホール音楽学校などでマスタークラスを開催など、世界各地での活躍を続けている。
●吉野 直子(ハープ)
Naoko YOSHINO, Harp
ロンドン生まれ。6歳よりロサンゼルスでスーザン・マクドナルド女史のもとでハープを学び始める。1981年に第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。1985年には第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少で優勝。
これまでにベルリン・フィル、イスラエル・フィル、フィルハーモニア管、フィラデルフィア管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスなど欧米の主要なオーケストラと共演を重ね、リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドン、東京など世界各地で行っている。また、ザルツブルク、ロッケンハウス、ルツェルン、グシュタード、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、マールボロなどの世界の主要音楽祭にも度々招かれ、常に好評を博している。
室内楽の交流も幅広く、G. クレーメル、V. ハーゲン、今井信子、C. ハーゲン、A. オーレル・ニコレ、J. =P. ランパル、W. ・シュルツ、E. パユ、J. ズーンなどの世界の優れたアーティストたちと定期的に共演。
1985年アリオン賞、1987年村松賞、1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、1991年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞をそれぞれ受賞している。国際基督教大学卒業。
http://www.naokoyoshino.com/