浪漫の花束 〜色とりどりの性格的小品(キャラクターピース)とドイツ・リートの世界〜
三宅麻美 ピアノ・リサイタル・シリーズ 第1回 ベートーヴェン「生誕250年」
2020年11月2日 (月) 開演 19:00 (開場 18:30)
銀座 王子ホール
料金 5,000円 (全自由席) ※当日券ございます。 18:00より販売
■チケット取扱い
王子ホールチケットセンター 03-3567-9990 (月〜金 10:00〜18:00) www.ojihall.jp/form/ticket.html
プロ アルテ ムジケ 03-3943-6677 www.proarte.jp
■後援
ドイツ連邦共和国大使館 / 洗足学園音楽大学 / 公益社団法人日本演奏連盟 / 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会 (ピティナ)
■協賛
株式会社ヤマハミュージックリテイリング銀座店
演奏プログラム
第1回 ベートーヴェン「生誕250年」ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2 〈幻想曲風ソナタ〉『月光』
幻想曲 作品77
6つのバガテル 作品126
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ゲスト 三塚 至氏をお迎えして
アデライーデ 作品46
ゲレルトの詩による歌曲より
自然における神の栄光 作品48-4
ゲーテの詩による3つの歌曲 作品83
悲しみの喜び
憧れ
いろどれるリボンもて
連作歌曲集《遥かなる恋人に寄せて》 作品98
丘の上に腰を下ろし
灰色の霧の中から
天空を行く軽い帆船よ
天空を行くあの雲も
五月は戻り、野に花咲き
愛する人よ、あなたのために
プロフィール
三宅 麻美 MAMI MIYAKE / ピアノ5歳よりピアノを始め、第36回全日本学生音楽コンクール小学生の部 全国大会において第1位。NHKテレビ「音楽の広場」、NHK-FM放送に出演。第5回かながわ音楽コンクール高校の部において最優秀賞。東京芸術大学在学中、神奈川フィルハーモニー管弦楽団とリストのピアノ協奏曲第1番を共演。1993年東京芸術大学を卒業と同時にドイツ国立ベルリン芸術大学に入学。1994年から毎年、ベルリン交響楽団のソリストとして、ベルリン・フィルハーモニーホールにおける定期演奏会に出演。ドイツ国営放送SFBにてラジオ録音、放送。1997年同大学を最高点で卒業し、同大学院に進学。1996年からはロームミュージックファンデーションより奨学金を得てイタリア・イモラ国際ピアノアカデミーでも研鑽を積み、第48回ヴィオッティ国際音楽コンクール第4位、第1回ガンドルフィ国際ピアノコンクール第2位及び特別賞、第2回堺国際ピアノコンクール第3位、第25回パルマドーロ国際音楽コンクール最高位、第9回TIM国際音楽コンクール第2位にそれぞれ入賞。第20回 ラロックダンテロン国際ピアノフェスティヴァルに出演。その他ドイツ、イタリア各地でリサイタルを行い、2000年にベルリン芸術大学大学院 演奏家コース修了。国家演奏家資格取得。また、イモラ国際ピアノアカデミーをディプロマを得て卒業。帰国後の2001年には王子ホールにおけるデビューリサイタルで好評を博す。以来、音楽祭への出演や毎年のソロリサイタルをはじめ、東京フィルハーモニー交響楽団等、オーケストラとの共演も多く、国内外でソリスト及び室内楽奏者として精力的な演奏活動を続けている。
2006年には、生誕100年を記念して「三宅麻美 ショスタコーヴィチ・シリーズ」をスタートし、注目を集める。2008年にはレグルスレーベルより日本人初の、ショスタコーヴィチ《24の前奏曲とフーガ》全集CDを発売。新聞、レコード芸術等で高い評価を受ける。NHK-FM『名曲リサイタル』に出演。2008年、2009年イタリア・ファエンツァのフェスティヴァルに出演。2010年にはベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を開始。同時に開始した、N響メンバー(ヴァイオリン:林智之、チェロ:西山健一各氏)とのベートーヴェン室内楽シリーズ(全ピアノ・トリオ、ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ)は2013年に完奏。2012年3月には、ロシア・エルミタージュ美術館オーケストラとショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を共演し、好評を得る。2013〜2014年には京都、2016〜2017年には韓国・光州でベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会に出演。2015年より定期的に韓国・水原と光州にて、アンサンブル・ベルリアーナ室内楽演奏会に出演。2016年より神奈川・大和にて「やまとでクラシック」をスタートし、地域の方々に親しまれる演奏会を企画、出演している。2017年に、ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を完奏し、最終回は同年の「音楽評論家・記者が選ぶコンサート・ベストテン 2018」(月刊『音楽の友』誌)に選出される。
これまで、小笠原二郎、助川陽子、辛島輝治、クラウス・ヘルヴィッヒ、レオニード・マルガリウス、ボリス・ペトルシャンスキーの各氏に師事。室内楽を豊田耕兒、トーマス・ツェトマイヤー、トーマス・ブランディス、ハルトムート・ローデの各氏に師事。そのほか、ジョルジュ・シェボック、イサーク・ツェーテル、レフ・ナウモフ、ルイ・ロルティ、エリソ・ヴィルサラーゼ、コンスタンティン・ガネフ、イリヤ・イーティン各氏の薫陶を受けている。
2006年から2011年まで東京藝術大学附属音楽高等学校講師を勤め、現在は洗足学園音楽大学で教鞭をとる。日本演奏連盟会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。日本演奏家コンクール、かながわ音楽コンクール、ヤマハジュニアピアノコンクールなどコンクール審査にも多数携わっている。また、入賞者も多数輩出しており、優秀指導者賞を受賞している。
三塚 至 ITARU MITSUZUKA /バリトン
中央大学文学部卒。東京芸術大学声楽科および同大学院修了。芸大定期公演に おいて「戦争レクイエム」(ブリテン作曲)のソリストをつとめる。毎年「第九」(ベ ートーヴェン作曲)ソリストの他 宗教曲のソリストとして「メサイア」(ヘンデル 作曲)、「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」幾多の「カンタータ」(バッハ作曲)、モ ーツァルト、フォーレなどの「レクイエム」、「ミサ曲」等に参加している。また在 学中より現在に至るまでオペラにも数多く出演している。特に日本初演作品や新作 作品には積極的に参加している。93 年「ロメオとジュリエット」(グノー作曲)キ ャプレ役、メルキュシオ役(94 年再演時)を始め、97 年 99 年新国立劇場での「ハ ムレット」(トマ作曲)タイトルロール、2001 年には「王国の一日」(ヴェルディ 作曲)、2005 年同新国立劇場での「ヴァンパイア」(マルシュナー)、2009 年シェ ークスピア原作「じゃじゃ馬ならし」(H.ゲッツ作曲)では それぞれの日本初演に おいて主役をつとめた。
また 2008 年 2 月オペラ彩主催によるヴェルディ作曲の「ナブッコ」ではタイトル ロール「ナブッコ」役で同作品は三菱 UFJ 信託音楽奨励賞を受賞した。2009 年 マ スネ作曲「マノンの肖像」のデグリュー役はあたり役と評された。2010 年「ゼッ キンゲンのトランペット吹き」のコンラディーン役、2013 年9月にはヴェルディ 作曲「マクベス」でマクベス役を演じ好評を博す。新作オペラにも積極的に参加し ている。2017 年新進作曲家木埜下大祐氏による「東京ファウスト」(ファウスト とメフィスト2人芝居)ではファウスト役をつとめた。本年も石川県において新作 オペラの出演を予定している。オペラ以外にもドイツリートやフランス歌曲もレパ ートリーとしている。 最近では声楽発声法、呼吸法のほか演出や編曲にも携わり後進の指導にあたっている。東洋英和女学院大学、桐朋短期芸術短期大学、捜真女学校講師。