MUSIC IN STYLE SERIES OF SHUKU IWASAKI, VOL.39 "PIANO DUO"
演奏プログラム
モーツァルト/グリーグ編: ピアノソナタ第16番 ハ長調 K.545〔2台ピアノ版〕
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲〜2台ピアノのための
アレンスキー: 2台のピアノのための4つの組曲
ラフマニノフ: 組曲第2番 Op.17
プロフィール
岩崎 淑(ピアノ)倉敷市出身。桐朋学園大学、ハートフォード大学、ジュリアード音楽院、キジアーナ音楽院で、井口秋子、井口基成、J.ラタイナ、A.ベネデッティ・ミケランジェリ、S.ロレンツィ、I.フロインドリッヒの各氏に師事。1967年ミュンヘン国際音楽コンクール二重奏部門第3位。68年ブダペスト、70年チャイコフスキー国際音楽コンクールで最優秀伴奏者賞受賞。以来、J.シュタルケル、P.トルトゥリエ、P-L.グラーフ、I.パールマン、アA.ナヴァラ、I.ギトリス、U.ウーギ、M.マイスキー、M.ジャンドロンなど著名音楽家と共演、録音多数。76年より「岩崎淑ミュージック・イン・スタイル」主宰。89年芸術祭賞を受賞。79年より18年間「沖縄ムーンビーチ・ミュージック・キャンプ&フェスティバル」、97年より「沖縄国際音楽祭」を弟の岩崎洸と企画開催。20年間に渡りシエナのキジアーナ音楽院でR.ブレンゴラ教授と室内楽クラスを担当。イタリアのグッビオ、ローヴェレ、フランスのクールシュベールなどでマスタークラスを担当。
現在、演奏活動のほか、イタリア・カントゥ国際音楽コンクール審査員、第3回高松国際ピアノコンクール審査員長及び音楽監督代行。桐朋学園大学院大学教授、尚美学園大学大学院客員教授を務め、現在、武庫川女子大学、くらしき作陽大学客員教授。倉敷市文化振興財団アドバイザー。室内楽グループ「カロローザ」主宰。国際音楽祭ヤング・プラハ日本実行委員会会長。著書に『アンサンブルのよろこび』『ピアニストの毎日の基礎練習帳』(以上春秋社)、『音楽さえあれば』(岩崎洸共著/吉備人出版)。
2005年福武文化賞、99年ノルウェー王国功労勲章叙勲。2014年1月第24回新日鉄住金音楽賞特別賞、同年2月第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門特別賞受賞。
アレクサンドル・ヤコブレフ(ピアノ)
南ロシアのロストフ・ナ・ドヌ生まれ。ロストフ・ナ・ドヌ音楽学校に学び、セルゲイ・オシペンコ氏(伝説のピアニスト、レフ・オボーリンの弟子)に師事、作曲をレオニード・クリニチェフ氏に師事。その後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でアレクセイ・リュビモフ氏に、ベルリン芸術大学ではパスカル・ドゥヴァイヨン氏に師事し、更なる研鑽を積む。
輝かしいコンクール受賞歴は、イタリア・ローマで開催されたフレデリック・ショパン国際コンクール(2006年)で優勝し、グランドピアノを贈られた時から始まる。2006年から2012年までの間に、ジュネーブ国際ピアノコンクール、リナ・サラ・ガロ国際ピアノコンクール(イタリア)、エットレ・ポッツォーリ国際ピアノコンクール(イタリア、2013年にはイタリア文化への貢献に対して大統領賞を受賞)、カントゥ国際ピアノコンクール、アルトゥール・シュナーベル国際ピアノコンクール(ベルリン)、モンテレイ国際ピアノコンクール(メキシコ)、パルナッソス国際ピアノコンクール及びシンシナティ国際ピアノコンクール(米国)など、55以上の有名なコンクールで優勝を飾る。ヨーロッパ、アメリカ、日本で定期的に演奏を行なっており、世界各地の主要ホールでの出演も多い。
オーケストラはこれまでにベルリン交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、東京都交響楽団、ローマ室内管弦楽団、東京室内管弦楽団、ミラノの「セラーテ・ムジカーレ」、シンシナティ交響楽団などと共演。また S.コーガン、R.マルティノフ、O.バラン、D.ヤブロンスキー、K.ナガノ、JB.ポミエ、堤俊作、A.ポリャニチコ、A.アニハーノフ、C.ファンアルフェンなどの指揮者と共演。スペインのテアトロ・レアルのゲストアーティストを務める。
公式ホームページ http://www.yakovlev-piano.com.