フランスオペラをもっと知ろう!クイック豆知識紹介6選!
今年6月にやって来るパリオペラ座木管五重奏団!
彼らが働くガルニエ宮はご存知ですか?
私も彼らのことを知るまでは全く興味が出なかったので、最近やっと勉強を始めました。
そこで私が見つけたちょっと面白い話をいくつか持って来たのでお楽しみください!
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ガルニエ宮
ガルニエ宮(Palais Garnier)は、フランスの首都パリにある歌劇場であり、
単にオペラ座(l'Opéra)と呼ばれる事もある。サル・ル・ペルティエでのナポレオン3世の暗殺未遂がきっかけとなり、皇帝が安全にオペラを見られる用作られた建物。設計はシャルル・ガルニエが担当、1862年に着工、1875年に竣工されたパリ国立オペラの公演会場の一つ。
画像リンク:https://lifeinruralfrance.com/facts-about-palais-garnier/
1)パリで最初に電気を導入した建物の一つ
1883年、地下に小さな発電機が設置され、電気が導入された。
画像リンク:https://jp.pinterest.com/pin/840273243012404926
2)シャルル・ガルニエはサインを残していた。
建築家が自分の名前をどこかに記すことは珍しくないが、ナポレオンはそれを絶対に認めず、建物内にサインを残すことを一切禁止していた。
しかし、シャルルは建物のデザインに巧妙に溶け込んだサインを残している。
それが、ロトンド・デ・ザボネ(元々クロークルーム)の天井の高い位置にあるデザインの中に、ジャン=ルイ・シャルル・ガルニエの名前を隠した。
画像リンク:https://jp.pinterest.com/pin/840273243012404967
3) 皇帝のための特別なプライベート入口が設計された
ナポレオンは使用しなかったが、オペラ・ガルニエには「皇帝のパビリオン」と呼ばれるプライベート入口が西側に設けられていた。
これは、皇帝とその随行員が目立たず、かつ安全にオペラ座に入ることができるように設計されており、オペラ・ガルニエの均整の取れた外観のバランスを崩すこととなった。
費用を惜しまず、皇帝の車馬が直接安全にオペラ座にアクセスできるスロープも設置されていた。
画像リンク:https://en.wikipedia.org/wiki/Franz_Xaver_Winterhalter
4)ガルニエ宮の建築家はコンペティションで選ばれた
1860年12月、プロジェクトの建築家を決定するためのコンペティションが開催された。このコンペは非常に注目され、171件の応募がある。これは、確立された才能だけでなく、出発点に立つ新進気鋭の建築家にとっても自身を示す絶好の機会となった。課題は、ナポレオン3世の治世を象徴する、文化の中心地としてふさわしいオペラハウスを設計することだった。 当時比較的知られていなかった35歳の建築家シャルル・ガルニエは、その豪華で大胆なデザインでコンペに勝利した。彼の提案は、バロック、古典主義、ルネサンス建築の要素を取り入れた、独特なスタイルで目を引いた。このスタイルは後に「ナポレオン3世スタイル」として知られるようになった。
画像リンク:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A8%E5%AE%AE
5)階段には30種類の大理石が使われている
階段は大理石でできた芸術作品で、そのインスピレーションはボルドーのオペラハウスから得られた。ガルニエの傑作であり、彼はオペラ体験の始まりをこの階段から味わってほしいと思い、鉄の要素を一切見せない細工が入っており、8カ国から集めた30種類の大理石階段を実現した。白い大理石はイタリアのセラヴェッツァ産、緑色の大理石はスウェーデン産で手すりに使用され、アンティークレッドの大理石はバラストに使われている。 その美しさは息を呑むほどで、ただ立って見るだけでも圧倒される。
写真:https://merry-3.blog.ss-blog.jp/2019-06-19
6)グランド・フォワイエの2つの暖炉は一度も火を灯されたことがない
このエリアは、パリのエリートたちがただ暖を取るためだけに設けられた場所で、食べ物や飲み物は提供されなかった。その両端には巨大な暖炉が2つありましたが、これらは装飾用に過ぎません。ガルニエとそのチームは非常に迷信深く、火災が多くのオペラハウスを破壊したため、パレ・ガルニエでは火を使うことが許されなず、暖炉に火がかけられる事はなかった。
画像リンク:https://note.com/gifted_acacia813/n/n1fccae6d0561
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パリオペラ座の木管五重奏団が拠点としているガルニエ宮には、他にも都市伝説が多々あります。特に、世界的に有名なオペラ座の怪人にまつわる伝説は、オペラ鑑賞を新たなレンズから見れ、100倍おもしろくなります。
是非これを気にオペラにどっぷりハマっていただきたいです。
では、また次回!