2011年ミュンヘン国際音楽コンクール トランペット部門第1位
モーリス・アンドレにはじまる、トランペット史上3人目の偉業!
マヌエル・ブランコ(トランペット)Manuel Blanco, trumpet
1985年、スペインのダイミエル生まれ。シウダー・レアル音楽院にてマルティン・バエサ・ルビオに師事、続いてヴァレンシア音楽院にて学び、2006年、音楽院史上最高の成績で卒業。現在はラインホルト・フリードリヒの薫陶を受けながら、更なる研鑽を深めている。
シャティバ、モイシェン、カスティージャ・ラ・マンチャなどスペイン各地、韓国・済州島なで多くの音楽賞を受賞した後、2011年、ミュンヘン国際コンクールにて史上最高得点での優勝を飾り、大きな注目を浴びた。トランぺッターとしての優勝は史上わずか3人目の快挙であった(一人目は1963年のモーリス・アンドレ、二人目は2003年のダヴィド・ゲリエ)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団、ベルリン国立歌劇場管弦楽団、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団、スペイン国立管弦楽団(2004年よりソロ奏者)などで演奏。
ソリストとしても、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン放送管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、ブダペスト室内管弦楽団、済州市立交響楽団、ロシア国立シンフォニー・カペラ、スペイン・カメラータ21オーケストラと共演。
室内楽での活躍も目覚ましく、自ら「地中海室内ブラス・クインテット(Mediterranean Chamber Brass Quintet)」を率い、世界各地でのコンクール、国際音楽祭に参加、済州島国際ブラス・フェスティヴァル(韓国)、リエクサ・ブラス・ウィーク(フィンランド)の国際ブラス・クインテットコンクール、それぞれ1位を獲得など抜群の成績をおさめている。
今後も、スペイン国立管弦楽団、ナヴァール交響楽団、RTVE交響楽団、ブルゴス交響楽団、ヴュルツブルク祝祭管弦楽団、ホーフ交響楽団、モンテビデオ・フィルハーモニー、エストニア・フィルハーモニア、第17回国際音楽オリンパス・フェスティヴァル(サンクトペテルブルク)などへのソリスト客演、ルツェルンにてロンドン交響楽団とのハイドンのコンチェルト、日本、中国、韓国、ポーランドなどで多くのソロリサイタルやマスタークラス、またスペイン国立管弦楽団との共演でコンチェルトの初CDをドイツ・グラモフォンよりリリース予定など更なる活躍が期待される。
2012年1月よりヴァレンシアのモーリス・アンドレ国際音楽アカデミーにて教授を務めている。