コチアン弦楽四重奏団

弦の王国チェコの重鎮、熟練のカルテットが生み出す重厚な詩曲…

透き通る弦の音に心奪われる至福の一時

 

 

 

メンバー

パヴェル・ヒューラ(Vn)

ミロシュ・チェルニー(Vn)

ズビニェク・パドーレク(Va)

ヴァーツラフ・ベルナシェク(Vc)

 

コチアン弦楽四重奏団はスメタナやターリッヒ、プラハ・クァルテットなどの多くのチェコのアンサンブルと同じように、プラハ音楽アカデミーとドラマチックアーツ(AMU)の卒業生によって1972年の夏に結成された。スメタナ・カルテットの名チェリスト、アントニン・コホウト氏に師事し、1975年からは、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾで彼らの師であるヨラスラフ・コチアン(1883-1950)の名を冠し「コチアン弦楽四重奏団」として知られる事となる。第1ヴァイオリンのパヴェル・ヒューラはフラウノヴァ女史の弟子でコチアン・コンクール、及びプラハのコンチェルティーノ・プラハにも入賞している。第2ヴァイオリンのミロシュ・チェルニーはチェコ室内管、スーク室内管、ヴィルトゥオージ・ディ・プラガなどでも活躍。ヴィオラのズビニェク・パドーレクはヤロスラフ・モトリックについて学んだ。チェロのヴァーツラフ・ベルナシェクは、K.P&M.サドロの薫陶を受けている。ハイドンの弦楽四重奏作品20、アーヴィン・シュルホフの室内楽チクルスなど幅広いレパートリーで演奏会にレコーディングに活躍しているが、なかでもパウル・ヒンデミットの弦楽四重奏曲全曲(PRAGA PR 250 088,250 093/4)を世界で初めてレコーディングした事は、特筆すべき活動として話題を集めている。

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