金管の響きを越えた柔軟且つ包容力のある豊饒なるトリオ
アンソニー・プローグ[トランペット/アメリカ]
父親の手ほどきでトランペットを始め、69年ロサンゼルス・カリフォルニア大学を音楽ディプロマを得て卒業。ユタ・シンフォニーの首席奏者等を経て、スウェーデンのマルメ響首席奏者を務めた。数々のレコードに残した名演は多く、またユニークな作品を多く作曲し、演奏される機会も多い。現在フライブルク音楽大学教授で、ヨーロッパ・アメリカ各地でのコンサートで成功を修める他、管楽器の為の作曲も精力的に行っている。
ブラミニール・スローカー[トロンボーン/スロベニア]
スロベニアのマリボールに生まれ、この地でトロンボーンを初めて手にする。ザグレブでの第7回ユーゴスラヴィア音楽コンクールに優勝し、音楽家としての道 を決意。1969年にリュブリアーナ音楽大学を最優秀で卒業後、パリの国立コンセルヴァトワールに進み、1年という短期間で首席卒業。1974年には第23回ミュンヘン国際音楽コンクールをはじめ数多くの賞を獲得した。バイエルン放送交響楽団など著名なオーケストラでソロトロンボーン奏者として活躍し、並はずれた彼の音楽性は大きな注目を浴びた。長年ベルン音楽大学で教鞭をとり、現在はフライブルク音楽大学で教授を務める傍ら、ヨーロッパ全土、アメリカ、アジアで活発なソロ活動を展開し、またミュンヘン、ジュネーヴの国際コンクールの審査員も務めている。数多くのCD録音、ラジオ、TV出演を通じて、トロンボーン界を代表する音楽家として世界中で高い評価を受ける。
カタリーナ・ケグラー[ピアノ/ドイツ]